「渡辺さんが作った味噌汁が酸っぱくなかったのは、煮立ててから30分した時の味噌汁の温度が高すぎたので、コウジカビや植物性乳酸菌が死滅してしまったためなのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。それでも、味噌の中にはタンパク質分解酵素ができているので、アミノ酸はできたということです。」

「それでは、酸っぱい味噌汁を作るには、味噌汁の温度を下げてから味噌を入れればいいのではありませんか」と町会長。

「おっしゃる通りです。鍋の蓋をずらして5cmほど開けておくと、1時間後に45℃になりました。」

「45℃なら、コウジカビも乳酸菌も死滅しませんね」と町会長。

「おっしゃる通りです。45℃以下の温度になった時、味噌を入れると酸っぱい味噌汁が作れます。」

「なるほど。そこまで分かれば酸っぱい味噌汁を作るのは簡単ですね」と町会長。

「僕は、この方法で酸っぱい味噌汁が作れるようになったのですが、他の人が作るのは、簡単ではないかも知れません。」

「『簡単ではないかも知れません』と言いますと?」と町会長。

「味噌汁を冷やすのに時間がかかるので、どういう手順とタイミングで味噌汁を作るのかが問題になりますが、コロナ感染が広がってから日本人の脳の機能低下がひどくなってしまったので、今までやったことがない手順で味噌汁を作ろうとすると、頭が混乱してしまうかも知れません。」

「しかし、高齢者の渡辺さんは作れるのですよね」と町会長。

「おっしゃる通りです。僕の場合、詰碁で脳を経絡的に緩めているだけでなく、味噌汁から必須アミノ酸や脳細胞増殖に必要と思われる卵黄コリンを摂取し、それとは別にフォスファチヂルセリンも摂取しているので、脳細胞も増えているようなのです。しかし、一般的には、脳の機能低下のために若い天才系でも、どうにもならない人がいるのではないかと推定しています。」

「若い天才系でも、どうにもならない人がいると推定しているのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。例えば、東大系のプログラマーでも、コロナの感染が広がり始めてから脳の機能低下が急激に進んでしまったようで、プログラミングのスピードが落ちてしまい、息子の3分の1ぐらいの仕事しかできません。天才系も例外ではないと推定しています。」

「若い天才系でも、脳の機能が低下している人がいるのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。ちょっと複雑なことになると頭が回らなくなってしまっている人が多いと推定しています。」

「味噌汁を今までと違った手順で作ろうとすると、頭が混乱してしまうようなレベルまで、天才系の脳の機能低下が進んでしまっていると推定しているのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。周りの人の能力が急激に低下しているとか、周りの人の物忘れがひどくなっていると感じているのであれば脳は正常なので、酸っぱい味噌汁を毎日作って飲むことができると思います。」

「なるほど。周りの人の行動に違和感を感じていない人は脳の機能低下がひどいので、酸っぱい味噌汁を毎日作って飲むことことはできないと推定しているのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。脳の機能低下は自覚できない人が多いので、本人は頭だけは大丈夫と思っていても、実際には高齢者よりひどい状態になっている人が多いと推定しています。」

「実は、周りの人の行動に違和感を感じてはいないのですが、頭だけは大丈夫みたいなので、酸っぱい味噌汁作りに再挑戦してみたいと思っています。何か気を付けなければいけないことがあれば、教えていただきたいのですが」と町会長。

2021/9/3

<それじゃあどうする39>
高段者編に挑戦するのが4回目ともなるとルンブロキナーゼに効果が現れ始めた。驚いたことに臂臑(ヒジュ)の硬結が緩み始めたのだ。

臂臑(ヒジュ)の硬結は、筆者の研究によれば、脳に達する巨大な硬結である。この硬結が脳に存在するため、人間は自分でも信じられないような間違いをする。猫が人間は下等な動物だと思っているのは、臂臑の硬結のために頻繁に非論理的な行動をするからだ。人間に教育システムが必要なのも脳に臂臑の硬結があるからだ。<続く>

2024/8/19